研究成果
平成29年度成果
単層カーボンナノチューブの低温成長?1
300℃でRh(ロジウム)触媒から成長した単層カーボンナノチューブのラマンスペクトル
- Rh(ロジウム)触媒を用いることにより,300℃以下で単層カーボンナノチューブの作製に成功
- エレクトロニクス応用に重要な技術を開発
Carbon 116(2017)128に掲載
単層カーボンナノチューブの低温成長?2
単層カーボンナノチューブの低温成長の推移
- 単層カーボンナノチューブの低温成長の世界記録を達成
- 他グループの低温成長の報告と比較して,結晶性は良好
Ru(ルテニウム)触媒を用いた単層カーボンナノチューブの作製
Ru(ルテニウム)触媒を用いて単層カーボンナノチューブ成長に成功
- ルテニウムを触媒粒子に用い,作製温度を低温化
- 直径とカイラリティ分布の狭い単層カーボンナノチューブの作製に成功
層状構造を有する酸化鉄ナノチューブの量産化と光学的バンドギャップ
- マグネタイト構造を有するスクロール型酸化鉄ナノチューブの量産化に目途
- 層間への各種金属イオンのインターカレーション材料への展開に有望
- 凝集状態制御に伴う光学的バンドギャップ変調を確認
酸化チタンナノチューブの高純度化
- 層間に Na+ イオンを取り込んだ酸化チタンナノチューブの高純度化に成功
- イオンのインターカレイト/デインターカレイト によるエネルギー貯蔵用ナノマテリアルへの展開
Ti-RuOxナノシートの合成?1
Ti-RuOxナノシートの合成?2
- Ru合金系酸化物ナノシートを世界で初めて合成した
- Ti-RuOxnsには,Ruに対して数%のTiが含まれている
- Ti-RuOxnsの平均シート厚さは,約1nmであった