大学概要【2023年度実施分】"E=mc? for SDGs
(Empowerment = movie × creative conception for Sustainable Development Goals)
自らの着想を映像で発信できる、「持続可能な開発目標」(SDGs) のための人づくり"
経済学部
(Empowerment = movie × creative conception for Sustainable Development Goals)
自らの着想を映像で発信できる、「持続可能な開発目標」(SDGs) のための人づくり"
2008年にスタートした谷村ゼミでは、「持続可能な開発目標」(SDGs)に先立つ「ミレニアム開発目標」(MDGs: 2000-15年)のもと、国際開発?協力に関心を寄せるゼミ生が、PBL (Project-Based Learning)形式で主体的に貧困削減や開発教育などの課題を探究してきました。そのようなゼミでの活動をベースに、2016年度からは、国際機関や公益社団法人のビデオ?コンテストなどへの作品づくりにも取り組んでいます。
ACTIVITY
第19回ACジャパン広告学生賞「テレビCM部門」奨励賞受賞報告
2023/05/29
2022年度後半、谷村光浩ゼミナールでは、次代を担う若者が広告制作を通じて「公」への意識を培うことを目的に実施されている「第19回ACジャパン広告学生賞」への応募をめざし、作品づくりを進めてきました。そして、23年1月に取りまとめましたテレビCM部門1作品につきましては、大変ありがたいことに「奨励賞」受賞にいたりました。
新型コロナ禍のなか、「ACジャパン広告学生賞」を企画?運営くださいました関係各位には、改めて心より感謝申し上げます。
【テレビCM部門】奨励賞
■作品名?制作スタッフ
まずは、木を切ろう。
成瀬瑠里子
■作品テーマ
森林環境の保全
■企画意図?ねらい
日本の里山は、「木を切って使い、また植える???」。 このサイクルで生き生きと保たれています。
一方、開発途上国では、確かに違法伐採を防ぐため、とにかく森林の保全が最優先課題です。
そのイメージから、日本でも、「切ってはダメ」「そのままがいい」と考えていませんか。
地域の森を守るには、まずは「木を切ること」から。
□ACジャパン広告学生賞
https://www.ad-c.or.jp/campaign/cm/recruit.html
第19回ACジャパン広告学生賞「新聞広告部門」奨励賞受賞報告
2023/06/06
2022年度後半、谷村光浩ゼミナールでは、次代を担う若者が広告制作を通じて「公」への意識を培うことを目的に実施されている「第19回ACジャパン広告学生賞」への応募をめざし、作品づくりを進めてきました。そして、23年1月に取りまとめました新聞広告部門9作品のうち、1作品につきましては、大変ありがたいことに「奨励賞」受賞にいたりました。
新型コロナ禍のなか、「ACジャパン広告学生賞」を企画?運営くださいました関係各位には、改めて心より感謝申し上げます。
【新聞広告部門】奨励賞
■作品名?制作スタッフ
ストロー“だけ”じゃない!
戸嶋康成
■作品テーマ
環境問題
■企画意図?ねらい
近年、社会では脱プラ化の動きが見られるようになり、特に紙ストローに変える動きがある。
しかし、多くの企業は、ストロー以上の脱プラ化へ積極的な姿勢を見せない。
その背景には、企業のイメージアップを狙う意図など、環境問題だけでは語り切れない部分がある。
脱プラ化について、多角的に考えたい。
□ACジャパン広告学生賞
https://www.ad-c.or.jp/campaign/cm/recruit.html
2022年6月1日 オンライン講演会
ハビタットひろば「ラオスにおける気候変動適応に向けた取組み」受講報告
2023/06/15
山本希世子 (産業社会学科3年)
2023年6月1日、国連ハビタット(UN-HABITAT)福岡本部?福岡県国際交流センター主催のオンライン講演会に参加しました。国連ハビタットラオス事務所では、「気候変動適応に向けた取組み」の一環として、政府?地域社会と連携しながら、「気候変動リスクとその脆弱性に関する評価?調査」を実施し、「気候変動が地域社会へ与える影響」の解明を進めています。今回のハビタットひろばでは、国連ハビタットラオス事務所長アヴィ?サーカー氏ならびに同事務所の日野久美子氏が、近年ラオスで展開された「脆弱性の評価?対応計画の立案」の概要をご教示くださいました。
現代社会において喫緊の課題のひとつである気候変動に国境はなく、世界中の地域社会や生態系に大きな影響を与えています。ラオス(ラオス人民民主共和国)も例外ではなく、毎年のように干ばつや洪水に見舞われ、気候変動に対する適応力の向上が急務となってきました。国連ハビタットラオス事務所では、ラオスの自己回復力を高めつつ、脆弱な地域コミュニティを守り、なおかつ豊かな自然を次の世代へと引き継ぐことを最終目標に活動しているそうです。
ラオスでは、2008年から2020年の12年間に、被災者が1万人以上とみられるハザードが11件発生。そのため、“場当たり的”な解決策ではなく、根本的な対応策が必要とされてきたとのことです。ハザードの発生を防ぐ、被害を小さくする、脆弱性を減らす、これらをバランスよく組み合わせることの重要性を踏まえた上で、今回はラオス天然資源環境省と協力して実施した『ラオスにおける気候変動に対する脆弱性の評価』報告書(2021)をもとに、ラオスにおける気候変動適応への取組みを紹介くださいました。村(Villages)レベルにあたる8,500地域を対象に、洪水、干ばつ、土砂崩れ、暴風雨、地震の5つのハザードについての情報収集は、ラオス初の全国規模で実施されたもので、この報告書は国会において取り上げられるなど注目されたそうです。
この調査では、2019年、対象地域のうち46%が1つ以上のハザードに見舞われていることを明らかにしています。実に、全人口のおよそ4割にあたる約300万人に影響が及んだとのことです。最も多くの地域に影響を与えたハザードは干ばつであり、次いで洪水、土砂崩れということも分かりました。調査?分析結果を踏まえ、ラオス事務所では、洪水マップの作成や関係法令の整備といった気候変動適応を促進する取り組みを提案したそうです。この調査を含む様々な情報も踏まえながら、ラオス政府は、気候変動に対して適応力のある社会づくりを目指し、取り組みを進めているとのことです。
陸に囲まれて海に接していない内陸国においても、様々な災害が多発し大きな被害が生じているなど、気候変動の影響は、自らの想像をこえたスケールと頻度で生じていることを認識しました。ご講演の冒頭で、アヴィ?サーカー氏は今回の講演内容を「頭で理解していただくというよりは、心へ届けたい」とお話しされていました。気候変動による影響は、私たちの暮らしとも密接に関わっています。気候変動が及ぼす影響、その要因とされる経済社会のあり方について、考え続けていきたいと改めて感じました。
ハビタットひろば「ラオスにおける気候変動適応に向けた取組み」
国連ハビタットラオス事務所長アヴィ?サーカー氏 (2023.06.01)
ハビタットひろば「ラオスにおける気候変動適応に向けた取組み」
UN-Habitat Lao PDR (2021), Lao PDR National Climate Change Vulnerability Assessment
[https://fukuoka.unhabitat.org/en/related-publications/3417/] (2023.06.01)
「One Minute Video コンテスト2023」 2作品入賞報告
2023/11/02
2023年度前期、谷村光浩ゼミでは、地球環境、食料、ジェンダー、情報通信技術などを糸口に、グローカル社会が抱える諸課題のつながりを考えつつ、「One Minute Video コンテスト2023」(審査委員長: 五嶋正治 元東海大学教授)が掲げられたコンテスト?テーマ「2023年の今、あなたが伝えたいこと」 に取り組みました。そして、今夏、7作品を応募させていただきました。次の2作品は、大変ありがたいことに「入賞」にいたりました。末筆ながら、新型コロナ禍に起因する余波が続くなか、「One Minute Video コンテスト2023」を企画?運営くださいました関係各位には、改めて深く感謝申し上げます。
《キラキラな夢》 入賞
濱咲也花 川上花音 山本希世子 [海洋プラスチック班]
■メッセージ
便利なプラスチックは私たちの身の回りに溢れています。しかし、それらの“行き先”を知っていますか。海に流れ込んだプラスチックは、生命を危険にさらしています。環境を守るために、私たちはどのように考えるべきでしょうか?
《どうしてボクが???》 入賞
三本木皓芽 岡村碧透 大洞慶悟 坪内虹輝 宮里竜二 [食品ロス班]
■メッセージ
?食べ物を粗末にしてはいけない? 当然のことだと考えていても、まだ食べられる物を捨ててしまったことは、誰しもあると思います。ところで、そうしたことを、“食べ物の気持ち”になって、考えてみたことはありますか?
□One Minute Videoコンテスト2023
https://oneminute.jp