大学概要【2022年度実施分】"E=mc? for SDGs
(Empowerment = movie × creative conception for Sustainable Development Goals)
自らの着想を映像で発信できる、「持続可能な開発目標」(SDGs) のための人づくり"
経済学部
(Empowerment = movie × creative conception for Sustainable Development Goals)
自らの着想を映像で発信できる、「持続可能な開発目標」(SDGs) のための人づくり"
2008年にスタートした谷村ゼミでは、「持続可能な開発目標」(SDGs)に先立つ「ミレニアム開発目標」(MDGs: 2000-15年)のもと、国際開発?協力に関心を寄せるゼミ生が、PBL(Project-Based Learning)形式で主体的に貧困削減や開発教育などの課題を探究してきました。そのようなゼミでの活動をベースに、2016年度からは、国際機関や公益社団法人のビデオ?コンテストなどへの作品づくりにも取り組んでいます。
ACTIVITY
第18回ACジャパン広告学生賞「新聞広告部門」奨励賞受賞報告
2022/05/28
2021年度後半、谷村光浩ゼミナールでは、次代を担う若者が広告制作を通じて「公」への意識を培うことを目的に実施されている「第18回ACジャパン広告学生賞」への応募をめざし、作品づくりを進めてきました。そして、22年1月に取りまとめました新聞広告部門5作品のうち、1作品につきましては、大変ありがたいことに「奨励賞」にいたりました。
末筆ながら、新型コロナ禍のなか、「ACジャパン広告学生賞」を企画?運営くださいました関係各位には、改めて心より感謝申し上げます。
【新聞広告部門】奨励賞
■作品名?制作スタッフ
〈「6秒」踏みとどまるということを〉 三宅梨乃 市橋美空 原穂乃佳
■作品テーマ
自分事としての地球的課題
■企画意図?ねらい
どんなに激しい怒りでも、「感情のピークは長くて6秒」。これさえ乗り切れば、衝動的な行動を起こさなくてすむそうです。しかし、その6秒の合間にも、世界では数々の問題が起きています。「6秒」踏みとどまるということを、ジブンの怒りを抑えるためだけでなく、グローバルな諸課題を改めて心に刻む方法としても提案したく、本作品を制作しました。
□ACジャパン広告学生賞
https://www.ad-c.or.jp/campaign/cm/recruit.html
第18回ACジャパン広告学生賞「テレビCM部門」奨励賞受賞報告
2022/06/03
2021年度後半、谷村光浩ゼミナールでは、次代を担う若者が広告制作を通じて「公」への意識を培うことを目的に実施されている「第18回ACジャパン広告学生賞」への応募をめざし、作品づくりを進めてきました。そして、22年1月に取りまとめましたテレビCM部門3作品のうち、1作品につきましては、大変ありがたいことに「奨励賞」にいたりました。
末筆ながら、新型コロナ禍のなか、「ACジャパン広告学生賞」を企画?運営くださいました関係各位には、改めて心より感謝申し上げます。
【テレビCM部門】奨励賞
■作品名?制作スタッフ
〈みんな、「選挙増」ってどう思う?〉 成瀬瑠里子 石原稔晴 山中大起
■作品テーマ
選挙制度、少子高齢化
■企画意図?ねらい
昨秋、衆院選に際して、SNS上では、街の商店による「選挙割」キャンペーンが話題になっていました。教室で「老いる社会」を討議していた私たちは、「たとえ若者たちが声をあげても、人口比率や投票率の関係で、高齢の方々の思いにかき消されてしまうこともありうる?」となり、むしろ必要なのは「選挙増」との仮想をベースに本作品を制作しました。
□ACジャパン広告学生賞
https://www.ad-c.or.jp/campaign/cm/recruit.html
2022年8月1日 オンライン講演会
ハビタットひろば「世界が求める福岡の廃棄物埋め立て技術〈福岡方式〉: ミャンマー」受講報告
2022/08/14
2022年8月1日、国連ハビタット(UN-HABITAT)?福岡県国際交流センター主催のオンライン講演会に参加しました。2018年4月、ヤンゴン市の廃棄物処理を担うテインビン埋立場では大規模な火災が発生。それ以来、国連ハビタットは、拠点の福岡にて長年培われた廃棄物管理技術をベースにした「廃棄物処理緊急改善計画事業」を、広範なパートナーと連携するかたちで展開しています。今回は、本プロジェクトを推進された専門家?実務家諸氏から、その支援の概要をうかがいました。
■現地の人々とともに、その地に適合した技術に仕立て上げること
濱咲也花 (産業社会学科 2年)
はじめに、国連ハビタット福岡本部 本部長補佐官 星野幸代氏は、途上国の「ゴミ山」問題とは「環境、社会、経済などに関わる深刻な都市問題」であり、適切に処理がなされないと「温暖化や感染症などをも引き起こす複雑な課題」であると解説くださいました。特に、当地で懸命に生きる方々のスライドに添え、貧困は世代をこえてつながり得るとご指摘されたことに、問題解決の難しさを強く感じました。
次いで、福岡大学名誉教授 松藤康司氏は、準好気性埋立構造の「福岡方式」について概説くださいました。2011年7月、国連から認定されたこの手法は、低コスト、簡便、かつ環境に優しい技術で、海外から注目されています。ミャンマーにあっては、「困難な社会情勢のなかでも、水?下水?し尿、そしてゴミ処理は、死守すべきインフラ」との思いが、現場にて当地の方々とも共有されているとのこと。そして、確立した技術の移転というよりも、現地の方々とともに、その地に適合した技術に仕立て上げることの大切さを学びました。
最後に、福岡市環境局にて国際協力を担当されている梅木孝氏は、自治体の観点から、技術支援の枠組みなどについてご教示くださいました。ヤンゴン市と福岡市は水道整備の事業をきっかけに2012年から交流を重ね、2016年12月にヤンゴン?福岡両市は姉妹都市関係を結んでいます。この「福岡方式」に関する最新の動向としては、2022年7月に「国内外の技術者がともに学びあう場」として、「福岡方式グローバルネットワーク」が設立されたとのご案内がありました。
開発問題を討議する際、文化や価値観の多様性を踏まえることが大切との認識はありましたが、そうした「多様性」は地域社会で日々排出される「ゴミ」にも現れるとのお話には驚きました。また、「平和」が揺らぐ社会において、公衆衛生の後退はさらなる惨事を招くと、現地に心を寄せる関係機関?諸氏が、何層にもなる国際協力の枠組みを築き、推進されていることに感銘を受けました。グローバル/ローカル社会の複雑に絡みあった課題について、自分自身も当事者意識をもって学び続け、地域の方々とは一緒にアイデアを練り上げたいと思いました。
「One Minute Video コンテスト2022」 2作品入賞報告
2022/10/16
2022年度、谷村光浩ゼミでは、地球環境、公衆衛生?健康、食料、開発教育などを糸口に、グローカル社会が抱える諸課題のつながりを考えつつ、「One Minute Video コンテスト2022」(事務局長: 小林和男 元テレビ朝日プロデューサー/ 審査委員長: 五嶋正治 元東海大学教授)が掲げられたコンテスト?テーマ「今、あなたが伝えたいこと」(https://oneminute.jp) に取り組み、今夏8作品を応募させていただきました。そして、大変ありがたいことに、次の2作品が「入賞」にいたりました。末筆ながら、新型コロナ禍のなか、「One Minute Video コンテスト2022」を企画?運営くださいました関係各位には、改めて心より感謝申し上げます。
《「思いやり」に「プラス」を》 入賞
市橋美空 原穂乃佳 三宅梨乃 [ヘルプマーク班]
■メッセージ
近年、ヘルプマークが普及し、「思いやり」は温かい人間関係の形成につながっている。そうだ、この気づきをさらに一歩進めよう。私たちは、この惑星に暮らす他の生命やグローバル社会が発する「ヘルプ」にも耳を傾けなくては!
《自分らしさを忘れちゃったボク》 入賞
戸嶋康成 鬼頭憂磨 林界欧 三浦楓稀 [自分らしさ班]
■メッセージ
日本の教育は、概して主体性を育む機会が少ない。周りに合わせることを重視する。しかし、就職活動では個性を求められる場面が多い。学校で教わることと、社会で求められることには乖離がある。まずは自分が自分でいないと!
□One Minute Videoコンテスト2022 入賞20作品 (YouTube)
https://oneminute.jp/others/コンテストの様子をアップしました!/