大学概要【2020年度実施分】学科作品?論文集「イヤーブック」の編集による総合デザイン教育

理工学部

学科作品?論文集「イヤーブック」の編集による総合デザイン教育
実施責任者:高井 宏之

建築設計の授業で優秀な成績を修めた学生が中心となり、建築に関する年次ごとの学習成果をまとめた「イヤーブック」を編集するデザイン教育プログラム。「学部課題での優秀作品」「優秀な修士論文と卒業論文」「学生企画」などを学生編集委員会が編纂し、学年横断型建築作品?論文集を作成することで、建築のスキルを広義のデザイン手法として応用する能力を育む。

ACTIVITY

学生による編集委員会の設立!

2021/01/12

学科作品?論文集「イヤーブック」の編集による総合デザイン教育では、建築学科の学生の作品集を作ることにより、学生が自分の作品を本の1ページとして再編集するという、総合デザイン能力を高めることを目的にしています。
2019年度は作品を通した学生のデザイン能力向上に主眼を置いて活動をし、イヤーブックの大枠を整理することに力を入れていました。2020年度は更なる発展として、学生による編集委員会を設立しました。
まずは昨年度版を改良するためには、という視点から、以下のような提案が上がって来ました。
?建築学科を表す表紙コンペ
?研究室を紹介するような企画
?コンペの受賞作品を載せる
?教員対談
?OB訪問

本冊子は、建築学科全学年に配布されるものなので、下級生が建築学科についてきちんと理解できるような編集にしたい、という意見が多く聞かれました。10月から12月にかけて、隔週の打ち合わせを実施し、冊子の骨子を固めます。

(建築学科助教 佐藤布武)

優秀論文?作品集2019発行に向けて、優秀作品の選出が進んでいます

2021/01/12

本プログラムでは、学科作品?論文集「イヤーブック」の編集による総合デザイン教育を行っています。
本書は、優秀設計作品と優秀論文により構成されています。
優秀設計作品部門では、大学4年間の学びの総決算である卒業設計に加え、各学年の設計課題の優秀作品も掲載しています。今回は作品集2019の発行に向けた、学生の奮闘の報告をします。
2019年度も順調に掲載作品が決定してきました。
が、実はこのイヤーブックへの掲載、かなりの難関なんです…。
私が担当している2年生後期の課題を例に説明します。
まず建築学科では約145名が在籍しており、6名の先生が担当します。ただ、いろんな先生の意見を聞くことがとても勉強になる学問分野でもあり、一人の先生に盲信する危険性もあります。そこで建築学科では、作品講評の際には、個々の先生による講評と全体講評の2段階講評を実施しています。全員で見るので、どうしても時間の関係から発表学生の数は絞られてしまいます。この全体講評に残れるのが約24名です。更に、ここから極めて優秀とされる6名の学生が選出され、彼らの作品が作品集に掲載されます。
優秀作品として選出されることで、学生の高いモチベーションにもなっていますし、良い学習の相乗効果が見られます。
みんなで切磋琢磨して建築を学んでいます。
(建築学科 佐藤布武)

授業での発表の様子

発表された優秀作品

優秀論文?作品集2020レイアウトの大枠が決定

2021/01/12

本プログラムでは、学科作品?論文集「イヤーブック」の編集による総合デザイン教育を行っています。
学生の作品や論文が掲載されるイヤーブックですが、今年度からは学生が主体となった編集委員会が立ち上がっています。隔週の会議で冊子レイアウトの大きな方針が決まりました!

今年は大きく、以下の変更をします。
1.表紙デザインの変更
建築学科では建築作品を作るのですが、その途中には様々なスケッチをします。そんなスケッチたちを集めた表紙にしたらいいのではないか、というアイデアが編集委員会で出され、仮にレイアウトしてみました。
2.レイアウトの横型への変更
横レイアウトにすることで、横長の冊子となります。こちらも仮にレイアウトして見ました。
3.教員対談巻頭企画の実施
学科の先生たちがあるテーマについて話し合っている様子は、分野を横断した知識を知る機会になる、というアイデアが上がりました。そこで、「リノベーション」を題材とした対談を行い、巻頭企画として掲載することになりました。

ここから先は実際の編集作業に入って行きます。完成したイヤーブックは、建築学科全学年に配布されるほか、オープンキャンパスでの展示やインターネット公開なども予定しています。

(建築学科 佐藤布武)

表紙デザインイメージ

作品集イメージ

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ