
2025年7月、愛知教育大学附属名古屋中学校の青山諒先生をお招きし、「英語科指導法I」(担当:藤原)の履修学生を対象とした特別授業が開催されました。現場での豊かな実践に基づいた講義は、これから教育実習に向かう学生にとって大きな示唆に富んだ内容となりました。
教師の仕事の多様さと教育実習のギャップ
冒頭では、教師の仕事がいかに多岐にわたるかが紹介されました。授業、生徒指導、学級経営、部活動、保護者対応、行事運営、会議参加、資料作成など、学校現場での業務は多面的であり、日々の忙しさの中にも教育的な配慮が常に求められる仕事であることが伝わってきました。一方で、教育実習で経験できるのはこの中のほんの一部であり、主に「授業」と「生徒との関わり」に限られるという現実にもふれられました。だからこそ、実習前に人間関係力やマナー、健康管理といった社会人基礎力を磨いておくことが重要だと語られました。
英語授業づくりの理論と実践、ICTの活用
英語授業づくりについては、従来のPPP(Presentation, Practice, Production)に加え、Focus on Form(意味中心の中で形式に注目する指導)の考え方にも言及がありました。意味理解と文法指導をどうバランスよく行うかという観点は、実践的な授業づくりに直結するテーマです。加えて、新教科書を用いた模擬授業も披露され、その導入部分の展開の鮮やかさや、生徒の言語使用を促す練習、目的?場面?状況をふまえた言語活動の構成に、学生たちは深く引き込まれていました。
また、近年の英語教育の変化として、電子教科書やICTツールの活用についても触れられ、デジタルコンテンツの可能性や、それらを授業にどう組み込むかといった実践例も紹介されました。
講義の締めくくりには、学生との記念撮影も行われ、終始温かな雰囲気の中で特別授業は幕を閉じました。教師という仕事の奥行きと、英語教育における創意工夫の可能性を実感できる、貴重な時間となりました。
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