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2019/07/23

日本一 農業を支える人に!

農家を含めた地域の活性化に力を注ぐ

農学部生物環境科学科4年 小原優紀さん

植物が好きで、農学部へ進学した小原さん。農業県でもある愛知県の農家の現状を知り、ボランティア活動を開始。有機栽培を学び、その大切さを次世代に伝えることを使命に、仲間を募って活動を続けています。農業の将来を見つめ、何を目指し、どのような夢を持っているのかを教えてもらいました。

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Q現在どのような研究をしているのですか?

A

蔬菜の研究をしています。具体的には、「コンパニオンプランツ」と呼ばれる2種類の野菜を一緒に植えるとどのような相互作用があるか、科学的なデータの収集を行っています。例えばトマトとカモミール、キュウリとトウモロコシ、ナスとツルナシインゲンを一緒に植えて、生育状況、虫のつきにくさ、実の成り方などを記録していきます。まだまだ未知の部分が多いため、今後の農業に役立つような知見が収集できるのではと期待しています。

Qなぜ大学では農学部を選んだのですか?

A

子供のころの自然の心地よい感覚が好きで、植物に関することなら何かやりたいことが見つかるのではないかと思い農学部を選びました。本命の大学ではなかったこともあって大学入学当初は夢が特にありませんでしたが、そんな時も私を癒してくれたのも植物でした。山に行って土の香りを嗅いだり、深呼吸したり。名城大学の農学部はフィールドワークが多く、春日井にある農場にも頻繁に出向くことができるというのも、私にとっては魅力のひとつとなりました。春日井の名城大学附属農場では、専属の技術員が野菜や卵の栽培?飼育から販売まで行っており、知らない作物のことを現場で教えてもらえることがとても楽しいですし、役立っています。フィールドワークの意義を強く感じますね。

Q農業ボランティアの活動をやっているそうですが。

A

入学後、ニュージーランドやカンボジアなど、海外でのボランティア活動に参加しました。カンボジアでたまたま出会った日本人が同じ名城大学の農学部の学生で、意気投合。以前から農業ボランティアに携わりたいと思っていましたので、彼女とふたりで団体を立ち上げました。他大学の学生も集めて知多市や豊田市の農家へ行き、定植から収穫までお手伝いをしています。私たちが関わっている農家さんは有機栽培にこだわっており、栽培方法を伝えていきたいという思いを持っている方が多くいらっしゃいます。そんな農家の方を支えていくために何ができるのかを模索しているところです。この活動では農家に頻繁に通うことになるのですが、大きな問題は交通費です。そこで、名城大学の「e-learningプロジェクト」に申請。採択され、大学から補助金をもらえるようになりました。


この活動の延長で、京都府綾部市山家地区から地域おこしの声がかかり、足を運んでいます。その際、地元の方から農業だけでなく、地域おこしのためにも力を貸してほしいと相談され、この夏のイベント企画も担当しています。まず山家地区を歩き、どこが魅力か、何が足りないのかなど、意見を出しました。たとえば「地域の象徴でもある橋を若者がSNSなどで広めたくなるように竹細工で飾ってはどうか?」という意見も前向きに取り組んでもらっています。農業ボランティアから地域活性化へ。活動の幅が広がっていくのは楽しいですね。

Q就職先も農業関係ですか?

A

はい、やはり農業に関する仕事に就きたいと思っていました。私の夢は「日本一農業を支える人になる」ことです。その夢を叶えられるような、生産から販売まで一貫して関われる会社はなかなか見つかりませんでした。それならばと、卒業後は就農して起業するつもりでした。そのために簿記検定もとりました!しかし偶然出かけた合同説明会で、私がやりたいことが達成できる会社との出会いがありました。「農業を支える」という仕事は、自分ひとりでできるものではありません。その企業の方から「仲間がいることでできることが増える」「入社後はいろいろな企画を出してチャレンジしてほしい」と言われ、入社を決めました。

Q目標に掲げていることを教えてください。

A

今、農家になりたいと思っている人は減っています。その原因のひとつは、子どもたちや若者が農業にふれる機会がないことだと思っています。ボランティア活動を通じて、農業をはじめ農業を取り巻く環境について興味を持ってもらうことと、現状を知ってもらうことの大切さを痛感しました。これからもこうしたボランティア活動を通じて、活動自体を認知してもらうためにSNSを活用したり、若者が関心を持ってくれるようなイベントを地方で仕掛けたりと、いろいろな方法にチャレンジしたいと思っています。


私自身、人手不足などの農業を取り巻く厳しい現実についても座学を通じて知っているつもりでしたが、実際に足を運んでみると思っていた以上に耕作放棄地がたくさんあるんですね。これらの土地を生かして有機野菜をもっと広めたい!広めなければ!という思いが強くなりました。きっと私と同じように思う若者もいるはずです。

Q名城大学の魅力を教えてください。

A

高校ではとても厳しく勉強ばかりの毎日でした。生物を学びたいと思っていましたが、実力が足りずに第一志望の大学には合格できませんでした。正直、名城大学は失望半分の気持ちで入学しました。しかし、自分を変えたいと思うきっかけを作ってくれ、今の自分を作ってくれたことは間違いありません。2年生になってボランティアを始めましたし、海外のスタディーツアーに参加しそこで出会った日本人や外国人から相当な刺激を受けました。それまでは「どうせ自分にはできない」と諦めるタイプでしたが、「たとえ成功しなくても経験が積める!」と考えられるようになり、積極的に行動できるようになりました。農業ボランティアを一緒に立ち上げたのが同じ名城大学の学生だったことも縁ですよね。


名城大学には、学内外問わずさまざまなところで活動している人が多いので、刺激を受ける機会も多いですし、やりたいと思ったらチャレンジできる雰囲気と環境があることが魅力だと思いますね。

農学部生物環境科学科4年 小原優紀さん

愛知県名古屋市出身。幼い頃に父と山に山菜採りに行ったことがきっかけで山や植物が好きになる。高校時代はガーデニング同好会に所属。現在はメディカルハーブ検定や、森の環境を守るために狩猟免許の資格取得を目指している。