2018/05/01
農学部 応用生物化学科 3年 亀山凌平さん
2020年東京オリンピックの正式種目となり、注目を集めている人気競技「スポーツクライミング」。実は名城大学には、世界の舞台を見据えてトレーニングを積む天才クライマーがいるんです!8歳から今までずっと登り続け、近年は国内外の大会に多数出場。2016年には全国大会のジュニア部門で、日本一の称号を手にしました。
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子どもの頃から、体を動かすことはとても好きでした。トレッキングが趣味の祖父に連れられて、小3のときに初めてクライミングジムに行ったのがきっかけ。初めて見るクライミングウォールに、とてもワクワクしたのを覚えています。実際に登ってみたら、とても楽しくて。すっかり夢中になりました。
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小学校高学年のときに、僕の住んでいる岐阜で「ぎふ清流国体」が開かれることになり、「スポーツクライミング」が正式種目だったんです。通っていたジムで、周囲から「国体に出られるんじゃない?挑戦してみたら?」と勧められて。それをきっかけに、本格的に競技としてやり始めました。
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スポーツクライミングには「ボルダリング」「リードクライミング」「スピードクライミング」の3種目があり、僕はこれまで「ボルダリング」と「リードクライミング」をやってきました。リードクライミングは、ロープで安全を確保しながら15mくらいの壁を登っていくもので、高さを競います。一方ボルダリングは、ロープを付けず、5mほどの壁を登ります。制限時間内にコースをどれだけ完登できたかを競うものです。
今年、リードクライミングで日本代表権が取れたので、全国大会に出場します。また、今年6月にはボルダリングのW杯「IFSC クライミング?ワールドカップ 2018」があり、そちらも日本代表の一人として出場が決定しています。
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やはり、登り切ったときの達成感ですかね。クライミングは、身体中の筋肉を大きく使うスポーツ。全身をフルに使って登っていくときの、爽快感もたまりません。スポーツクライミングだけではなく、自然の岩を登りに行くのも好きです。岩は、登ることで記録が更新されたり、名前が残ったりするので、これからも国内外のいろんな岩に挑戦してみたいと思っています。
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滋賀県にあるクライミングジムに僕のコーチがいるので、週1回はそのジムに通っています。昨年は1年間休学して、その滋賀のジムでスタッフ兼インストラクターとして働きながら集中的にトレーニングをしたり、イタリアやスイス、フランスにある、世界的に有名な岩場に登りに行ったりしました。現在の目標は、ワールドカップで結果を残すこと。2020年の東京オリンピックも視野に入れて、トレーニングを積んでいきたいです。今は大会でいい結果が残せるよう、少なくとも週3~4回はトレーニングができるよう、大学との両立をがんばっています。
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そうですね。ここまでガッツリ真剣にスポーツをやってると、正直キツイな…と思うこともありますが、うまく時間を見つけて両立させています。大学が終わったら急いで帰り、ジムへ行くんですが、その移動時間すら惜しいので、レポートや課題は電車の中で仕上げてしまうこともあります。でも、そんなに頑張れるのも、何よりクライミングが好きだから。トレーニング自体は、ツライと思ったことはあまりないかもしれません。
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大学に通いながら、スポーツや好きなことを極めるのは本当に大変で、目が回るほど忙しいときもあります。でも、大変なときに身に付けた、効率の良い時間の使い方や段取りの仕方みたいなものは、きっと社会に出てから活かせると思います。ほかのみんなより忙しい分、きっと成長できていると思うので、諦めずにがんばってください!
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名城大学にはいろんな学部があって、個性的な学生もたくさんいます。みんなそれぞれ好きなことに没頭していて、とても充実している印象。そんな友達の活躍に、僕自身もとても刺激を受けています!
応用生物化学科3年。昨年1年間休学し、滋賀県近江八幡市の「グッぼるボルダリングCafe」でインストラクターとして働きながらトレーニングに集中。「全日本クライミングユース選手権 ボルダリング競技大会 2016」のジュニア男子ボルダリングで優勝。そのほか、国内外の大会で優秀な成績を収める。身長176cm、体重59kg。岐阜県出身。
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