大学概要【2024年度実施分】カーボンニュートラル推進のための電気電子系実機体験プログラム
理工学部
本体験型プログラムは,本学科の教育方針であるエネルギー,ロボット,ナノテク,情報通信など,幅広い分野の基礎学力と応用力を身に付けた「モノづくり」を担う人材の育成を目指して「実感教育」を推進するためと,学生の主体的な学びを熟成させるため事業である。電気電子系実機体験プログラムを履修することでカーボンニュートラル推進のための方策を練る。
ACTIVITY
教育プログラムの説明および電気電子回路作製
2024/04/19
電気電子基礎実験におけるカーボンニュートラル推進のための実機体験プログラム(実験全体,テスタ作製,事前課題(抵抗器カラーコード))を実施するためのガイダンスを実施した。さらに本プログラムを進めるために必要である電気電子回路作製(テスタ作製)を実施した。さらに自作テスタが電圧?電流および電子部品の抵抗値を測定できるかの動作確認も実施した。本説明および事前準備をすることで電気電子工学における基本的な事象(電子部品選定等)を理解する。
教育プログラムの説明は、2年次在学生ガイダンス時に実施し、電気電子回路作製は、電気電子工学基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)にて実施した。
教育プログラムの説明および電気電子回路作製
2024/05/17
電気電子基礎実験におけるカーボンニュートラル推進のための実機体験プログラムを実施するために必要である実機操作として自作テスタによる電圧と電流および抵抗間の定量的な関係(オームの法則)を観測し,テスタの使い方ならびに観測した値の関係の表現(グラフの作り方)を習得する。
教育プログラムの説明は、2年次在学生ガイダンス時に実施し、電気電子回路作製は、電気電子工学基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)にて実施した。
電気電子回路作製および実機操作(ディジタル回路)
2024/06/10
電気電子基礎実験におけるカーボンニュートラル推進のための実機体験プログラムを実施するために必要である実機操作として自作テスタを作製し、ディジタルマルチメータを用いて自作テスタの内部抵抗の概念を理解する。本実験を通じて,ディジタルマルチメータ,テスタの使い方ならびに観測した値の関係の表現(グラフの作り方)を習得する。
本活動は、電気電子工学基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)にて実施した。
データ処理および実機操作(長さ測定(データ処理),実機操作(交直流重畳電圧測定))
2024/06/21
カーボンニュートラル推進のための電気電子系実機体験プログラムを実施するために必要である電気現象(物理量)の概念とデータ処理法を理解するため金属製長尺,ノギスとマイクロメータを用いて長さの測定を実施し,測定したデータから測定値のバラツキ,誤差,数値の丸めおよび有効数値の概念を習得する。
さらに実機操作としてディジタルオシロスコープによる測定方法を習得する。ファンクション?ジェネレータ用い直流に交流が重畳した電圧波形(直?交流重畳波形)を作り,RC回路(抵抗,キャパシタンス)での電圧,電流,位相差および周波数の測定法を学ぶ。
本活動は、電気電子工学基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)にて実施した。
電気電子回路(ゲルマニウムラジオ,LED点滅回路等)
2024/07/19
ゲルマニウムラジオ(外部信号を受信している様子)
カーボンニュートラル推進のための電気電子系実機体験プログラムを実施するために必要である電気電子回路(LED点滅回路等およびゲルマニウムラジオ)を習得する。
LED点滅回路等の組立と実験を通じて,ブレットボード上での電子回路の組立と半導体素子(トランジスタ、発光ダイオード(LED)、フォトレジスタ)の動作原理を理解する。さらにゲルマニウムラジオの製作を通じて外部信号(AM波)から音声信号を取り出す原理を学び,簡単な電子回路(無電源)にてラジオ放送の音声が聞けることとラジオ(AM波)の伝搬方式を学ぶ。
本活動は、電気電子工学基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)にて実施した。