大学概要【2023年度実施分】センシング技術を活用したモノづくり教育
理工学部
センシング技術を活用した新規アプリケーションを提案?実現できる人材の育成に向けて取組む.既存のものにとらわれず,学生自らが様々なセンサを活用?融合し,新規提案することで自由な発想をもつ人材の育成と主体的な学びの促進をねらう.提案物を製作することで,授業で得る知識の予習?復習だけでなく,モノ作りの楽しさを体感する.コンテスト等への参加による学外交流を通して,広い視野と高い発信力を身につける.
ACTIVITY
国際イノベーションコンテスト(i’CAN 23)の国内予選大会への参加
2023/07/13
国際イノベーションコンテスト(i’CAN)はMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスを用いて、学生自らが新たなアプリケーションを提案?試作し、その成果を競う大会です。
今年は4/23(日)にせんだいメディアテーク(仙台市)にて国内予選大会が開催され、高校生?大学生?大学院生からなる17チームが参加しました。名城大学からは4チーム、計15人が参加しました(2年生:4人、3年生:4人、4年生:1人、修士1年生:6人)。技術の習得、主体的学びの向上につながったと思います。また、3チームが受賞しました。
チーム名:Muscle
アプリケーション名:らくらくスティック
高齢者の転倒防止に向けて、障害物を検知し、振動によって使用者に注意喚起する杖を作製しました。国内予選第4位として表彰されました。
チーム名:Icy
アプリケーション名:たべごろん
カチコチのカップアイスを自動で食べ頃の柔らかさに調整してくれる装置を作製しました。特別賞(アイデア部門)を受賞しました。
チーム名:Cradle
アプリケーション名:こもるん
赤ちゃんの状態を検知?通知し、泣きはじめたらメリーを自動で回転させるなど、面倒を見てくれるゆりかごを作製しました。特別賞(チャレンジ部門)を受賞しました。
チーム名:Dunkers
アプリケーション名:エアバスケ
家の中でもバスケットの練習をできるように、シュートの動作をするだけでゴールしたかどうかを判定してくれるデバイスを作製しました。
オープンキャンパスにおける製作物の紹介
2023/12/26
センサデバイスとマイコンを活用して新規アプリケーションを提案?試作する本活動をオープンキャンパスにて紹介しました。
国際イノベーションコンテスト(i’CAN ‘23)にて発表した4つの製作物を(エアバスケ、こもるん、たべごろん、らくらくスティック),ポスタとデモ動画を交えながら紹介しました。課外活動を通じて、自身のモノ作りスキルの向上を体感できることや、チームでコンテストに出場するやりがいを伝えることができました。オープンキャンパスに来場した高校生にモノづくりを学ぶことの楽しさを伝えることができ、地域貢献につながったと思います。
2024年度に向けた製作チームの結成とアプリケーションの提案
2023/12/27
2024年度もセンサデバイスを活用したアプリケーションの提案と製作を行います。4つの製作チームを新たに結成し、それぞれアイデア出しを行い、製作物を決定しました。今回は1年生、2年生が数多く参加を希望し、4年生と協力しながら製作を進めます。アイデアの実現を目指しながら、これまで学んできたことの理解も深めます。それぞれの提案?試作物は以下の通りです。2023年度に引続き受賞をねらいます。
チーム名:Astros(2年生:5名)
アプリケーション名:ゴミパレイト
マイクロフォン、加速度センサ、力センサからのセンシング情報を駆使し、空き缶、空き瓶、ペットボトルを自動で分別するゴミ箱。
チーム名:Choco Chip Cookies(1年生:2名,2年生:2名,4年生:1名)
アプリケーション名:フッキンマスター
腹筋ローラーによるトレーニングを正しいフォームで出来ているかを判別する装置。IMUによって上半身と下半身のフォームを検知します。トレーニング効果の促進を図ります(IMU: Inertial Measurement Unit)。
チーム名:Pharmacy (1年生:4名,4年生:1名)
アプリケーション名:飲みワスレナイナー
高齢者向けに薬の飲み忘れを防止するための装置。LEDとスピーカーで薬の摂取時間を知らせ、タッチセンサや、超音波センサ、赤外線フォトリフレクタを用いて摂取したことの確認と通知を行います。
チーム名:Assistant Baby’s(1年生:4名,4年生:1名)
アプリケーション名:ベビーファースト
乳幼児の成長過程において、座る、立つなど大きなイベントに親が立ち会えるようにするために、乳幼児の姿勢を検知してお知らせる装置。