大学概要【2023年度実施分】「産官学」連携による新たなスマートモビリティーサービス事業の創出
経営学部
新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない中、社会のデジタル化?オンライン化が急速に進み、モビリティや移動に対する人々の価値観や社会のニーズも大きく変化しています。本プログラムは、「産官学」の連携により、移動課題の解決や地域活性化に貢献できる、新たなモビリティサービスやビジネスモデルの創出を目指す取組みです。
ACTIVITY
岩手県?三陸鉄道と協働で「震災学習×聖地巡礼」の観光プランの発掘調査を行いました
2023/08/15
8月9日(火)、経営学部学生25名が岩手県宮古市?山田町などを訪問、沿岸地域の重要な交通インフラである三陸鉄道に乗車し、震災学習とアニメ映画の「聖地巡礼」を掛け合わせた新たな観光プランの発掘調査を行いました。
本活動は、岩手県県北?沿岸振興室が作成した「いわて三陸防災学習プログラム」のリーフレットを元に、前期に学生が独自の観光プラン?ルートを検討、さらに2022年公開のアニメ映画により、山田町がいわゆる「聖地」のひとつとして観光客が増えていることを受けて、岩手県沿岸広域振興局、三陸鉄道の助言?協力を得て、震災学習と聖地巡礼を掛け合わせた新たな観光プラン?ルートを企画し、その実証を行ったものです。
活動では、東日本大震災を受けて宮古市に建設された津軽石川水門とその自動閉鎖システムの現地視察に始まり、三陸鉄道が運行する「震災学習列車」にも乗車しつつ、アニメ映画の情景を再現した「扉」や終盤に登場する「織笠駅」などを訪問しました。
また、震災?津波で大きな被害を受け、2017年に再オープンした山田町立「鯨と海の科学館」では、同館の復興?再開にご尽力された湊館長より、当時の様子について話をうかがいました。
後期には今回の実地調査に基づいて、他地域における「聖地巡礼」の成功例なども参考にしつつ、さらに岩手沿岸地域を訪問?三陸鉄道に乗車する観光客を増加させ、あわせて震災学習と聖地巡礼の各コンテンツを効率的に結ぶ移動手段?サービスについて検討する計画です。
福岡県北九州市でEVモビリティを使用した回遊実証事業に参加しました
2023/10/16
10月13日(金)~15日(日),経営学部学生5名(経営学部所属の台湾からの交換留学生1名含む)が,福岡県北九州市東田地区で実施されている実証実験に参加?協力しました。
同地域は,官営八幡製鐵所(1901年)の城下町としてわが国の近代工業化を支え,近年は大型商業施設や文化?歴史施設が集積しており,今年8~11月の土日祝日に,トヨタ自動車のEVモビリティ「APM」を使用して,来訪者の利便性?回遊性向上の実証実験を行っています。
本活動は,同実証事業に取り組んでいる公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS),APMおよび同地域で乗り合いタクシーを運行する株式会社光タクシー,枝光本町商店組合連合会の協力を得て実現したものであり,10月13日に現地入りした学生は大型商業施設に隣接する枝光本町商店街を訪問,昨年10月に火災に遭い,その復興支援への「感謝祭」で特別運行された「APM」の乗車?利用を促進する取り組みを実施,あわせて愛知の特産品のチャリティー販売も実施しました。
14日は最寄駅のJR「スペースワールド駅」,枝光本町商店街入口,ジアウトレット北九州西口,北九州市立いのちのたび博物館に設置されたAPMの乗降場で,学生がこの日のためにデザイン?製作した幟や記念乗車証,風船,缶バッジなどを活用して,来訪者へのPRなど乗車?利用促進策を実施しました。
活動に参加した学生は得られた成果や課題を分析し,今後,実装や他地域への展開などさらなる事業や活動の発展に取り組む予定です。
愛知トヨタ長久手店でイベントを実施しました
2023/12/07
昨年度より開始した株式会社ATグループと経営学部との連携?協働事業の一環として,11月25日,経営学部の学生12名が愛知トヨタ長久手店でイベントを実施しました。
今年7月にグランドオープンしたばかりの愛知トヨタ長久手店は,最新のトヨタ車の展示?商談スペースだけでなく,愛知トヨタの人気施設「キッズパーク」も併設し,幅広い来客を想定した新しい店舗です。
イベントに参加した学生は,昨年からの継続協働事業のテーマであるクルマの給電機能に関するPR活動や同機能に関するアンケート調査に加えて,「キッズパーク」来場者向けに「防災ビンゴ」のイベントも実施し,参加した親子連れに大変,好評でした。
店内にはトヨタの小型電動モビリティ「C+walkS/T」も展示,学生が来場者に対して商品紹介と今後の新サービス創出にかかるアンケートも実施しました。