リチウムイオン2次電池の発明者 吉野 彰 終身教授?特別栄誉教授
ノーベルウィーク2019 写真で見る現地レポート
12月5日夕方(現地時間)、ストックホルム到着
ノーベル化学賞に決まった吉野彰大学院理工学研究科教授は、授賞式など一連の行事に出席するため、12月5日夕(現地時間)、家族らとともに、会場のあるスウェーデンの首都ストックホルムに到着しました。授賞式は10日(同)に行われます。
- ホテルに着いた吉野彰教授
- 成田空港からストックホルムに向かう乗り継ぎのヘルシンキ空港で(左から)小原章裕学長、吉野彰教授、磯前秀二教授、矢野幾也副経営本部長
- 吉野教授が滞在しているグランドホテル
- ホテル側から王宮を望む
12月7日、受賞者記者会見~ノーベルレクチャーリハーサル
吉野彰教授は12月7日(現地時間)、ストックホルム郊外のスウェーデン王立科学アカデミーでの記者会見や、近くにあるストックホルム大学でのノーベルレクチャーのリハーサルなどをこなしました。 ノーベルレクチャーは8日(同) に行われます。
- スウェーデン王立科学アカデミーに掲げられた吉野教授らの受賞概要のポスター
- スウェーデン王立科学アカデミーの建物
- ストックホルム大学でノーベルレクチャーのリハーサルを終え、天白キャンパスで見かけるようにキャリーバッグを引いて会場を出る吉野教授(現地時間12月7日)
- ストックホルム大学のキャンパス
12月8日、ノーベルレクチャー
吉野彰教授は12月8日(現地時間)、ストックホルム大学で開かれたノーベル賞受賞者記念講演会(ノーベルレクチャー)に臨み、「リチウムイオン電池の開発経緯とこれから」と題して講演しました。ノーベルレクチャーは、ノーベルウィーク公式行事の中で唯一、一般市民も参加できる行事。学生や市民など約1000人の聴衆を前に、リチウムイオン電池を中心とした持続可能社会の未来ビジョンを語りました。
■吉野彰教授ノーベルレクチャー
nobel prize in chemistry 2019
■レクチャーで使用された動画(日本語版)
未来社会イメージビデオ:吉野彰教授監修「~エネルギーが変わる~ ET革命がもたらす新しい社会」 (株式会社KRIウェブサイトより)
- ノーベルレクチャーに出発する前、ホテルロビーで(現地時間7日)
- 会場に映し出された吉野教授の紹介
- 講演する吉野教授
- 吉野教授のレクチャーに拍手を送る(手前から)磯前教授と小原学長
12月8日、日本大使館主催レセプション
- 滞在先のホテルで開かれた日本大使館主催のレセプションで
- 日本大使館主催のレセプションで記念撮影に納まる(左から)矢野幾也副経営本部長、小原章裕学長、廣木重之スウェーデン大使、小堀秀毅旭化成株式会社代表取締役社長、磯前秀二教授
- 日本大使館主催のレセプションで、小原章裕名城大学学長(左から2人目)や小堀秀毅旭化成株式会社代表取締役社長(右端)と一緒に記念撮影
- 廣木大使やスウェーデンの大臣らと記念写真に納まる吉野教授(中央)と久美子夫人(右から2人目)
12月8日、記者会見で今年の漢字を聞かれ、色紙に書いた吉野教授
12月8日、ノーベル賞コンサート
- ノーベルコンサートが開かれたコンサートホール。正面の柱には電飾が施されている
- 授賞式会場と同じコンサートホールで開かれたノーベル賞コンサート
12月8日、コンサート後の会食で
- 会食の際に運ばれてきたデザートに笑顔の吉野教授
- 会食の最後であいさつする吉野教授
- 12月8日の会食を終え、小原章裕学長ら名城大学の一行と写真に納まる吉野教授と久美子夫人
12月10日、いよいよノーベル賞授賞式、晩さん会へ
吉野彰大学院理工学研究科教授は12月10日(現地時間)、スウェーデンのストックホルムで、ノーベル賞の授賞式と晩さん会に臨みました。ストックホルムコンサートホールで開かれた授賞式では、他の2人の化学賞受賞者に続いて同国のカール16世グスタフ国王からノーベル賞のメダルを贈られました。晩さん会はストックホルム市庁舎に場所を移して行われ、深夜まで会食が続きました。
- 授賞式会場のストックホルムコンサートホールに入る際、報道陣の呼びかけに手を振って応える吉野教授。現地でもサービス精神は欠かさなかった
- 燕尾服姿で記念撮影
- 授賞式に出席する吉野教授(前列、左から6人目)Copyright ? Nobel Media. Photo: Nanaka Adachi.
- 晩さん会の様子
12月15日、帰国会見
ノーベル賞授賞式などスウェーデン?ストックホルムでの一連の行事を終えた吉野彰大学院理工学研究科教授は12月15日午前(日本時間)、帰国しました。
吉野教授は成田空港国際線出口ロビーで日本航空側から花束を受け取り、空港利用者の拍手に迎えられました。
空港内で、久美子夫人と二人で記者会見に臨み、「ノーベルレクチャーや授賞式、晩さん会が順調に終わり、ホッとしています」と心境を語りました。吉野教授はメダルと賞状を報道陣に披露し、「(メダルは)純金だから重い。私だけでなく、一緒に努力した人たちの思いと、環境問題に対する責務の重みもこもっています」と話しました。
吉野教授は疲れた様子も見せず、いつも通り笑顔で受け答え。和やかな帰国会見でした。
詳細はこちらから「ノーベル賞授賞式に出席した化学賞の吉野彰教授が帰国」
- 成田空港で花束贈呈を受けた吉野教授
- メダルと賞状を披露する吉野教授(左)と久美子夫人