「多文化社会」という言葉をよく耳にしますが、実際に体験する機会は少ないのではないでしょうか。愛知県知立市は、ブラジル等の外国出身の方が多く住むことで知られています。そんな多文化のまちで、知立市役所、および一般社団法人DiVE.tvのご協力のもと、10月28日?29日の2日間、名城大学外国語学部の学生たちが3グループに分かれて日本語教室に参加するという貴重な体験をしました。

初日、学生たちはハロウィンイベントやバザーが行われる知立団地を訪れ、多文化子育てサロン「みらいJr.」にて日本語教室の見学を実施。この日は特にハロウィンをテーマにした企画が中心で、学生たちは子どもたちとの交流を楽しむことができました。

同日、知立市中央公民館では「災害」をテーマにした日本語教室が開催され、学生たちはスリランカ、インドネシア、フィリピン出身の日本語上級者と交流。災害に関する日本語や防災についての知識を共有し、学び合いの場を持ちました。

二日目には、知立団地内にある「もやいこハウス」の日本語教室を見学。こちらではブラジルやインド出身の日本語初級者との交流が中心となりました。学生たちは、日本語でのコミュニケーションの難しさや、日本語教育の現場を体験することで、自らの学びを深めることができました。

このフィールドワークを通じ、学生たちは外国語の学びだけでなく、多文化共生の現場での実践的な経験を得ることができました。この学びをふまえて、今度は発表につなげていきます。