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2023.08.10

ベトナムからの特別なゲスト:ベトナム日本語学校「つばさ」と名城外国語学部の国際交流の一日

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2023年7月末、日本語学校「つばさ」(在ベトナム)のチャン先生、リナさん、トゥインさんが名城大学ナゴヤドーム前キャンパスを訪れました。この日本語学校は、名古屋のNPO法人「学び舎つばさ」がベトナムの小さな村で運営しており、その名の通り、多くの生徒たちにとって日本、そして世界への翼となっています。

過去、外国語学部の藤原ゼミは、オンラインを通じてベトナム、日本、カナダを結び、日本語授業の実践を行ったことがあります(下記記事参照)。その際の先生と生徒が今回の訪日を果たし、実際に日本を体感することができました。以下は名城大学訪問と、その日本語授業実践の「先生」であったゼミ生のアテンドによる名古屋観光のリポートです。

名城大学訪問!

中学生であるリナさん、トゥインさんにとって、初めての日本の大学訪問はまさに新鮮な体験。キャンパスの広さや施設に驚きの声をあげながら、彼らは目を輝かせて各所を巡りました。特に、岩井学部長との挨拶では、国際的な交流の大切さや将来への期待が語られました。

キャンパスツアーの中で、マルチスタジオや体育館を訪れた際には、スポーツに関する会話も弾みました。ベトナムではサッカーが非常に人気があり、またボビナムという独自の総合武術も広く知られているとのこと。そういったベトナムの文化と、日本の文化とが交差する話に、異文化交流の魅力を感じることができました。

このような国際的な交流は、学生たちに新しい視点や価値観を提供し、グローバルな視野を広げる素晴らしい機会です。

いざ名古屋城へ

名城大学で出会った後、午前中には名古屋城に行きました。名古屋城は名城大学の由来となっていることもあり、彼女たちにぜひ案内をしたいと思い、名古屋城を選択しました。

名古屋城の駅付近には@NAGOYAのオブジェがあり、みんなで記念撮影をしました。名古屋らしい写真を撮ることが出来たと思います。

名古屋城の中に入ると、名古屋おもてなし武将隊がいて、私たちを出迎えてくれました。彼女たちとの会話の中で忍者の話になり、ベトナムでは子供が喧嘩などをして叱る際に、忍者みたいだと言うそうです。想像ですが、忍者が戦うというイメージから来ているのかなと思いました。私たちの知らないところで、日本文化が広まり、思わぬ形で使用されているのだなととても驚いた一場面でした。

昼にはみんなできしめんを食べました。とても暑い一日だったので、名古屋の名物である冷たいきしめんと海老天をみんなで一緒に食べて、少し休憩をしました。彼女達は麺料理が好きなようで、何度も美味しいと言っていたのが印象的でした。名古屋の名物を喜んでもらえてとても嬉しく感じました。

(名城大学外国語学部 4年 前田遥香)

そして名古屋港水族館でイルカと対面!

名古屋城で食事後は、地下鉄に乗って名古屋港水族館に行ってきました。暑い中たくさん歩いてお疲れ気味でしたが、館内に入ってイルカたちを見てパッと笑顔が戻りました。座りながら見られるということもあり、かき氷やソフトクリームを片手に、野外のスタジアムプールでシャチの公開トレーニングやイルカのパフォーマンスを見て過ごしました。イルカたちのジャンプやスピン、前の席への水掛けに、「やばい」「すごい」と言いながら興奮気味に見てくれていました。楽しそうに見てくれていて、こちらもとても嬉しかったです。最後には、売店で抹茶ソフトクリームやたい焼きを食べました。

リナさん、トゥインさんの村の近くには水族館がないそうで、ほとんど初めての水族館だったそうです。村を出ること自体初めてと言ってもいいくらいだそうで、2人の初めての旅にご一緒することができて光栄でした。チャン先生含め、笑顔が素敵でご丁寧にお礼の言葉をくださるお3方と一緒で、私たちもとても楽しい1日になりました。

(名城大学外国語学部 4年 浅野真実子)

今後のさらなる国際交流へ

この訪問を通じて、ゼミ生たちも多くのことを学び取ったと感じています。異文化を理解し、相互に尊重することの大切さや、国際交流の魅力、そして自分たちの住む地域の価値を再認識する機会となりました。

日本語学校「つばさ」と名城外国語学部とのこのような交流は、両者にとって非常に有意義なものとなりました。今後もこのようなプログラムや交流が増えていくことを期待し、更なる絆の深化を願っています。

(外国語学部教員 藤原康弘)