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2022.07.21

2022年度 台湾国際専門研修 開催!

  • #CLAB (Collaborative Learning Across Borders)
  • #COILプログラム
  • #ICT X 学び
  • #挑戦!

(写真提供:国際化推進センター)

 2022年2月7日から25日にかけて、本学部と国際学術交流協定のある國立臺灣大學文學院の言語センターの共催で、三週間に亘るオンラインの台湾国際専門研修が行われました。

研修目的

 研修の目的は、台湾の公用語である中国語を同センターのスタッフから直に学び、アジアを代表する中華文化に触れ、現地の学生と複数の言語を介して交流することで、本学部のディプロマポリシーに適う国際教養人の育成を目指すところにあります。
 研修生はいずれも、中国学関連の各科目で優秀な成績を修めた実力者でしたが、事前に準備を重ね、研修テーマを持ち臨んだことにより、一段と大きな成長を遂げました。

事前準備

楊佳嘉先生によるオール中国語の授業(@2021年度後期「中国語応用」クラス)

趙偵宇先生による「台湾語講座」

研修の様子

授業風景

チャットを用いての中国語指導

例文を用いての新出単語指導

台湾の流行語について解説する呉兪萱先生

浅見同学の発表

台湾大生のパートナーとの交流

事後報告会

研修に関する報告発表が中国語と日本語をそれぞれ使って行われました。

研修後のレポート

◇廣瀬朱里さん(卒業生?第3期生)
 この研修を通じて、外国語を学ぶ上で一番重要なのは失敗を恐れないことだと気づきました。オンライン留学は、先生と学生の距離が近く質問などがしやすい反面、自ら意識的に学ぶという姿勢もとても重要だと思います。スピーキング?パートナーとの交流では、台湾の若者の流行や台湾大独特の学生コミュニティについて教わりました。また自身の研修テーマであった言論の自由についても話し合いましたが、世の中に対して自分の意見をしっかり持っている同世代のパートナーと、互いの考えを尊重しながら共通の理解に至るすばらしい経験ができました。

◇横超 秀さん(卒業生?第3期生)
 研修当初は、ネイティブの先生の肉声や知らない用語に戸惑いもありましたが、先生が理解しやすい言葉に言い換えてくださり、繰り返される言い回しを聞くうちに徐々に慣れ、理解も追いついてゆきました。また、スピーキング?パートナーは、私が中国語でプレゼンをした際に、一つ一つ発音の矯正をしてくれました。研修テーマである台湾の環境保護についてたずねた時には、台湾のゴミ収集方法や、台湾の飲食店の環境保護に対する意識の高さについて教えてくれ、日本にも取り入れるべき点が多々あると強く感じました。
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◇浅見詩織さん(4年生)
 中国語は発音が非常に大切ですが、今回の研修では、実際に中国語で話した時にうまく伝わらなかったという経験が、逆に自分の学習のモチベーションを高めてくれたように思います。先生は頻繁に学生を指名し発言を求められたため、回数を重ねるごとに、自分の頭で文を考えて発言できるようになり、最後にはスライドをつかってプレゼンテーションするまでになりました。私のスピーキング?パートナーは日本に何度も来たことがあり、とても日本語が上手で、同じ語学を学ぶ身として大いに刺激を受けました。


◇太田葉月さん(4年生)
 中国語以外に他の言語が入ってこない環境に身を置くことや、自ら考え行動することの大切さをこの研修から学びました。実際に授業を受けてみると、先生の話す中国語が分からなかったり、自分の中国語が伝わらなかったりと、何度も諦めそうになりました。しかし先生がその度に間違いを正し、語法を説明してくださったため、失敗を恐れず発言するようになり、使える単語やフレーズも増えてゆきました。PPTプレゼンテーションの課題のために、自力で600字のレポートを書きあげた時、自身の成長を実感しました。研修を支えてくれた台湾大の先生や台湾大生の温かさに心から感謝しています。

◇森瀬 心さん(4年生)
 研修当初は、知っている単語でも口に出すと相手に伝わらないことが多く、自分の発音の曖昧さを痛感しました。ただそれも自らの弱点を知り克服するチャンスと考えて取り組んだ結果、授業が進むにつれ語彙も増えて発言できるようになりました。日本語が通じない自分のスピーキング?パートナーと、中国語で会話が成立した時の感動はとても大きかったです。私の中国語を何とか聴き取ろうとしてくれたり、ITツールを駆使して台湾の習俗を懸命に伝えようしてくれたりするパートナーの姿に胸が熱くなりました。

文責:豊田
写真撮影:台湾大学言語センター?研修生?豊田