トップページ/欧洲杯足球网_十大博彩公司-投注官网 「セカチカセミナー」で小原雅博特任教授が講演
テーマは「トランプ2.0 アメリカは、そして世界はどうなる?日本はどうする?」

世界が近づくきっかけとなる国際化推進センター主催のセミナー「セカチカセミナー」が3月14日、天白キャンパスの共通講義棟北で開催され、東京大学名誉教授でもある本学の小原雅博特任教授が「トランプ2.0 アメリカは、そして世界はどうなる? 日本はどうする?」と題して講演しました。小原特任教授は聴講した学生や教職員約60人に、再びトランプ政権が誕生した背景や今後の国際情勢と日本に与える影響などを解説しました。
トランプ政権が再び誕生した背景や今後の国際情勢、日本への影響など解説
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トランプ政権誕生の背景などを解説
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学生からの質問に答える小原特任教授
小原特任教授は東京大学文学部を卒業後、1980年に外務省に入省し、アジア大洋州局審議官や在シドニー総領事、在上海総領事などを歴任。2015年からは東京大学教授として国際政治や外交を教え、退職後の2021年4月から本学の特任教授に就任し、外交官としての経験と国際政治学者としての知見を生かして本学で日米中関係や国際政治と平和などに関する講演や講義を行っています。
講演で小原特任教授はまず、昨年の米大統領選でトランプ氏が勝利した理由について「グローバル化による国内の産業の衰退で不満を募らせた白人労働者が変化を求めたから」と指摘。バイデン政権で副大統領だったハリス氏では期待した変化は得られないとして、揺れ動く州と言われてカギを握るミシガン州など「スイングステート」での勝利がトランプ氏の当選を呼び込んだと解説しました。
続いて小原特任教授は発足した第2期トランプ政権の現状について、閣僚などはイエスマンばかりで固め、連邦議会は上院下院とも共和党が多数を握り、連邦最高裁も裁判官9人のうち保守派が6人に上ることを説明。「3権分立が働かず、チェック機能がかなり弱くなっている」と明言。「国際法を踏みにじってウクライナを侵略したロシアに加え、米国のリベラル秩序もおかしくなっており、国際社会は危機の時代になっている」と述べました。
3/24発売の著書「外交とは何か 不戦不敗の要諦」(中公新書)も紹介
講演後の質疑応答では、「難しい問題だと思うが、日本はトランプ政権とどうつきあっていくのがいいのか」との立花貞司理事長からの質問に答え、小原特任教授は「トランプ氏の頭の中には中国との競争に勝つことしかなく、『これをやればトランプさんも得になりますよ』というようにトランプ氏にも実入りがあることを、ヨーロッパと一緒になって言っていくことが必要」と指摘しました。
セミナーでは、2025年2月20日に小原特任教授の著書『大学4年間の国際政治学が10時間でざっと学べる』の改訂版が角川書店から発売され、さらに新著の中公新書『外交とは何か 不戦不敗の要諦』が中央公論新社から3月24日に発売されることが紹介されました。