トップページ/欧洲杯足球网_十大博彩公司-投注官网 「体操のお兄さん」佐藤弘道?薬学部特任教授が「運動療法」と「健康実践教室」で指導
リハビリ中とは思えない動きも見せて学生や受講者にお手本を見せる
「NHKおかあさんといっしょ」の第10代「体操のお兄さん」で、今年6月に脊髄梗塞を発症して緊急入院し、一時は下半身が麻痺していた薬学部の佐藤弘道特任教授が11月8日、八事キャンパス体育館で行われた薬学部の5年次開講科目「運動療法」と薬学部公開講座「健康づくりのための健康実践教室」で、リハビリ中とは思えない動きも見せながら学生や一般受講者に健康づくりの体操を指導しました。
弘道お兄さん「動く楽しさ、ありがたさを、自分も感じつつ皆さんに伝えたい」
- 受講者を見守る
- 久美子夫人がサポート
「運動療法」の科目では、薬剤師になって地域の「健康サポート薬局」で住民の健康づくりを担ううえで必要な運動指導の技能の習得を目指しています。この日の講義ではまず、佐藤特任教授が学生たちに中高年への運動指導のノウハウを伝授。続く「健康実践教室」は学生も加わって受講者1人に学生が1人ずつサポートする形で行われ、佐藤特任教授が脚の筋力をつけるトレーニングや体を引き締めるトレーニングなどを指導しました。
講義や「健康実践教室」の冒頭で、佐藤特任教授は自身の状況について「腰回りは全く感覚がなく、おへそから下はずっとしびれています。歩いても足の裏はしびれていて、宙に浮いているよう」と説明。それでも「脊髄梗塞を発症したら歩くことができるようになるのは1割」と言われたことを明かして「歩けるようになってラッキー。動く楽しさ、ありがたさを、自分も感じつつ皆さんに伝えたい」と学生や受講者に呼び掛けました。
学生約30人や中高年が中心の「健康実践教室」の受講者約35人、健康サポート薬局の開設準備で研修に訪れた「くすのき薬局グループ」(愛知県一宮市)の薬剤師3人を前に、佐藤特任教授はサポート役を担った久美子夫人とともに、肩を回したりひざを伸ばしたりといった動きの手本を見せたほか、今も続くリハビリでの自らの経験を伝えたり、時にユーモアも交えて「肩甲骨を意識して肩を回してください」などとアドバイスを送ったりしていました。
変わらぬ優しい笑顔と時にユーモアも交えてアドバイスを送る
佐藤特任教授が「健康実践教室」とその前後に行う「運動療法」で講師を勤めるのは2022年、2023年に続いて3回目です。佐藤特任教授は講義を担当する梅田孝教授が弘前大学大学院医学研究科社会医学講座在職時代に学位(医学博士)指導を行った教え子で、梅田教授は「倒れた時はショックで、(講師に来てもらうのは)今年は無理だと思いましたが、ここまで回復して、感動しています」と学生たちに語りかけていました。
- 久美子夫人
- 健康実践教室で指導
- サポートしたり、手本を見せる学生たち
- 学生たちに指導のこつを伝授