在学生?教職員/欧洲杯足球网_十大博彩公司-投注官网 教職センターの曽山教授が愛知県あま市の中学校で講演
「人間関係の達人の条件は『聴き上手』の人と『話し上手』の人」と曽山教授
学校教育の場で子どもたちの人付き合いの技術や自尊感情を育むプログラム「〇〇タイム」を提唱?支援している本学教職センターの曽山和彦教授が11月7日、愛知県あま市立七宝中学校で開かれた同校の「〇〇タイム」である「しっぴータイム」の実践活動を紹介する自主研究発表会で、「目指せ、人間関係の達人」と題して生徒に講演をしました。
「〇〇タイム」とは、「人と人とのかかわりの力を育てたい」と曽山教授が12年前に作ったプログラムです。「週1回、10分」という活動時間を設定し、3~4人がグループとなり、楽しくかかわりながら「話す?聴く」演習に取り組むものです。現在、東海地方を中心に100校以上の小中学校で導入され、その多くの活動を曽山教授が支援しています。「〇〇」は学校ごとに名称が異なり、2015年から取り組んでいる七宝中学校は校名にちなんでいます。
自ら「しっぴータイム」を実践 本学出身教員の指導も視察
- 「しっぴータイム」を実践する曽山教授
- 本学出身の立松教諭(左奥)と曽山教授(右)
会には鳥取や長野などの県外や近隣の小中学校教員ら約160人が参加。七宝中学校の全校生徒約400人も聴講した講演では、曽山教授はまず達人の条件として、耳も目も心も使って聴いてくれる「聴き上手」の人、さわやかに自分の考えや気持ちを伝える「話し上手」の人を挙げました。そのうえで「『うなずいて話を聴こう』『いっぱいありがとうを言おう』『自分や友だちのいいところを探そう』を実践することで、人は誰でも達人になれます」と呼び掛けました。
講演後には各クラスで「しっぴータイム」が公開され、曽山教授も3年A組で「この1週間のエピソード」というお題で「1分間スピーチ」を実践。生徒たちに「関係づくりの第一歩は相手への関心です。友だちの話を聴き、関心を持つことが大切。一歩を踏み出しましょう」と語りかけました。なお、3年C組担任で、本学出身の立松紘一教諭(法学部2018年卒)も落ち着いた雰囲気の中、しっぴータイムを進めていました。
曽山教授はさらにこの後、教員向けにも「これから大切にしたい『一枚岩』とは」と題して講演。「〇〇タイム」の充実に向けて、各学校独自のハンドブックづくりや小中の連携などをアドバイスしました。