トップページ/欧洲杯足球网_十大博彩公司-投注官网 外国語学部生が対日理解促進交流プログラム「カケハシ?プロジェクト」に参画

コロナ下、米国の名門大学生とZoomでオンライン交流 双方が有意義な異文化体験

和室から開会のあいさつをする渡邉芽依さん(右)と山中葵さん 和室から開会のあいさつをする渡邉芽依さん(右)と山中葵さん
浴衣姿も交じってZoomで話し合う名城生たち 浴衣姿も交じってZoomで話し合う名城生たち

外国語学部が5月18日、外務省の対日理解促進交流プログラム「カケハシ?プロジェクト」の一環で、米国の名門私立大学、ノースウエスタン大学と交流を行いました。新型コロナウイルス感染症のパンデミックのため、実際の留学が果たせず、オンライン交流となりましたが、リアルタイムオンラインで日米双方の学生たちが共通点や相違点を見つけ出す、有意義な異文化体験となりました。

同プロジェクトは、親日派?知日派を発掘することを目的とした国際交流事業で、一般財団法人日本国際協力センター(JICE)が企画運営しています。本来は、日米両国から相互に学生を派遣して対面で交流しますが、コロナ下とあって、今回はオンライン実施になりました。

ノースウエスタン大学は特に工学や経済学、ジャーナリズム関係が有名でノーベル賞受賞者も多数出している米国トップクラスの大学で、当日は複数の学部から25人の学生が参加しました。

外国語学部がホストを務め、学部内公募で集まった3、4年生計20人が約1カ月で企画から演出、総合司会まですべてを準備しました。

名城生たちは、十分な感染予防対策を講じたうえで半数ほどが浴衣姿で日本文化を演出。ナゴヤドーム前キャンパス北館のグローバルプラザ内にある和室から、渡邉芽依(めい)さん(3年)と山中葵さん(3年)が正座で英語を用いておもてなしあふれるあいさつをして交流が始まりました。

外国語学部が設定した交流テーマは「コロナ禍のウェルビーイング: Small Steps That Can Better Our Well-being」。名城生は、イスラム教徒向けハラルフードやコロナ禍で生活に困った学生向けの名城大学の取り組み「100円朝食」など「食」に係わる多様性(Diversity)からプレゼンテーションを始めました。続けてコロナ禍における「エンターテインメント」の在り方の多様性について発表し、学内外イベントや観光、国際交流の変化についての話題提供を行いノースウエスタン大学生を引き付けました。

グループディスカッションは、ノースウエスタン大学からの要望もあり日本語を一部織り交ぜて行いました。カジュアルウエアのユニクロについて共通の話題で盛り上がるグループもありました。別のグループでは、語学学習に話題が及び、「どんな外国語を学んでいるか」という質問に、名城生が英語とともに中国語やベトナム語を挙げたのに対して、ノースウエスタン大学生は古代ギリシャ語やインドネシア語などと答え、相違点が浮き上がりました。

終盤には、外務省北米担当者と駐日米国大使館一等書記官から双方の学生に対して取り組みへの感謝のあいさつがあり、外務省北米担当者は「パンデミックの中の草の根交流」の意義を説き、次世代のきずなの大切さも強調しました。

閉会に際して、ノースウエスタン大学生からは「日米間のつながりを強くする機会となり、楽しかった。将来、オンラインか対面で会いましょう」とお別れのあいさつがありました。

しかし、双方が別れがたく、その後Language Lounge(自由交流)が始まり90分の予定を約40分間延長して交流を終えました。

プレゼンテーションした有竹龍平さん(3年)は「名古屋のいいところを伝えたいと、名古屋城や大須、どまつり、名古屋めしなどを盛り込み、プレゼン後のグループディスカッションは盛り上がりました。すごく楽しんでもらえたと思います。ノースウエスタン大学の学生たちは日本のことをよく知っていて、感心しました」と話しました。

  • お別れのあいさつを聞く名城生たち お別れのあいさつを聞く名城生たち
  • 小原章裕学長も見学(右奥) 小原章裕学長も見学(右奥)

渡邉芽依さんの感想

今回総合司会という責任ある役割を任されたことで、全体の把握や不測の事態に備えた次善策の想定といった進行側にしか見えない景色を見ることができ、本当に貴重な経験になりました。また他の名城生から楽しかったという声が聞けて、自分も含め多くの人の異文化体験に携われたことが何よりもうれしかったです。

山中葵さんの感想

日本語、英語の両言語での交流でしたが、ノースウェスタン大学の学生同士が積極的に日本語で話をする姿は、とても刺激になりました。私たちは「やさしい日本語」を意識するなど、相手を尊重する姿勢を学びました。私自身は海外への思いが強くなる一方で、今できることがあることにも気づくことができたので、留学がかなう日まで、いろいろ挑戦していきます。

記念写真はJICEのフェイスブックで

  • グローバルプラザに間隔を開けて座った名城生たち。机の上にはアクリル板 グローバルプラザに間隔を開けて座った名城生たち。机の上にはアクリル板
  • 名前を書いたうちわを相手に見せる有竹さん 名前を書いたうちわを相手に見せる有竹さん

参加者の記念写真はZoom画面を撮って行い、JICEのフェイスブックに掲げられています。

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ