トップページ/欧洲杯足球网_十大博彩公司-投注官网 グローバル人材育成教育学会で外国語学部生がZoom発表 クマーラ教授は講演
コロナ禍を克服する取り組みを遠隔で披露
第8回グローバル人材育成教育学会全国大会が2月6、7の両日、鹿児島大学を当番校に遠隔で開催されました。本学からも、同学会常任理事のアーナンダ?クマーラ外国語学部教授と教え子の学生が参加しました。学生たちはZoomを通して研究発表し、新型コロナウイルス感染症の拡大で対面での学習や交流が制約される中、それを克服して活躍する姿を示しました。
クマーラ教授は6日、特別講演としてナゴヤドーム前キャンパスの研究室から登場しました。演題は「我、日本とスリランカの架け橋とならん」です。
クマーラ教授は日本で博士号を取りたいと、1983年、母国のスリランカの大学を出て日本に留学しました。しかし、「スリランカでは学生と先生が会話のキャッチボールをしながら授業を進めるが、日本では学生が質問をしない。これでは日本人は国際的な場で質問できないのではないか」と疑問をもったといいます。日本の大学で教えるようになって、学生には自分の伝えたいことを相手の理解を得ながら的確に表現する力をつけてもらうことを重視。「若い時からちゃんと訓練すればできるようになる」という信念のもと、学部生の時から発表の場を積極的に与えることに重点を置いたと、教育方針を振り返りました。
クマーラ教授は、本学を3月末で退職します。今後は「日本の高等教育の『よい経験』を、スリランカを含むアジアの国々に伝えたい」「国際協力、国際貢献、地域開発、グローバル人材育成に関わりを持ち続けたい」と抱負を述べました。
7日の学生の研究発表は「学部生の時から発表の場を積極的に与える」を実践する場となりました。同学部2年の中村美月さんが進行役の一人を務め、いずれも同学部3年の杉本柚乃さんが「在日留学生?在日外国人のイマと新たな交流のカタチ」、大口真史さんが「『名城大学チャレンジ支援プログラム』における大学の選抜コミュニティと『マインドの涵養の共同体』の実態」の題でそれぞれ発表しました。
杉本さんは、コロナ禍のため、留学生たちがせっかく日本に来たのに日本人と会話する機会が少ない現状を「学生生活の質の低下」と危機感を抱き、中国籍と韓国籍の留学生計4人を交えたオンライン座談会を2020年12月に開いた体験を紹介しました。対面でなくても十分にコミュニケーションがとれ、留学生の日本語学習のサポートができたという手応えを感じ、「学生同士で企画?運営することでモチベーションを維持できた」と総括。アフターコロナの新しい国際交流の形を提案しました。
大口さんは、選抜された学生が参加する全学的プログラム「名城大学チャレンジ支援プログラム」に2期生として参加した体験を報告しました。そのほかに、1年生の9人の学生たちは、同学部の「日本とグローバル人材」授業での学びを中心にパワーポイント資料を作成し、事前に録画した動画を発表資料とした「オンデマンド」形式で参加しました。
グローバル人材育成教育学会は第6回全国大会が2018年10月20、21日の両日、ナゴヤドーム前キャンパスで開催されています。
- クマーラ教授
- 中村さん
- 杉本さん
- 大口さん