トップページ/欧洲杯足球网_十大博彩公司-投注官网 本学の遠隔授業の一端を紹介します
Zoomで活発に質疑やグループワーク
- Zoomを使った授業の様子
- キャンパス閉鎖を伝えるナゴヤドーム前キャンパスの看板=6月9日撮影
- グループワークの成果を発表する代表(緑色の枠)
- グループワークの成果を発表する代表(緑色の枠)
学生「チャット機能で気軽に質問できる」
本学は新型コロナウイルス感染症対策として遠隔授業を実施しています。その一端を紹介します。外国語学部の1年生を対象にした「現代に生きる」という授業です。アーナンダ?クマーラ教授と岩井眞實教授がリレーで開講しています。全15回の折り返しとなる8回目の授業が6月15日、ウェブ会議システム「Zoom」を使って開かれました。クマーラ教授と84人の学生が自宅から授業を共有しました。
Zoomを使った授業で、パソコンやスマホ画面上で学生たちは顔を映し、声を出して受講できます。学生の名前も画面に表示されるので、教員は時々指名して質問したり、意見を求めたりすることもできます。クマーラ教授はホストとして遠隔で授業を進行します。
今回は、グローバル化?国際化、地球温暖化?環境破壊などをテーマにしたこれまでの授業で学んだことを中心にグループワークを行いました。
グループ分けはクマーラ教授がZoomの機能を使って行い、学生たちは6人前後で話し合いました。そして、グループに分かれて学生たちが議論を行う場にクマーラ教授も時々訪問し、学生たちにアドバイスしながら授業を進めていました。学生たちは、自分たちだけのバーチャル教室で、他の学生が話す声も気にせずグループワークを行うことができます。議論の後は、学生の希望を優先して発表者を決めることになっており、挙手する複数の学生の中から、クマーラ教授に指名された順番に成果報告を行いました。
それぞれのグループの発表者は、地球環境問題、フードロス対策、SDGs(持続可能な開発目標)、青年海外協力隊、外資系企業活動などについて議論の成果を報告しました。
クマーラ教授は「とてもよくまとめましたね」などとコメント。最後に「大勢の前で、しかも異文化の人がいる中で発言するのは簡単ではありません。勇気もいりますが、発表できる能力をこういう場で身につけてください。今回、自ら率先して発表したいという積極的な姿はとても素晴らしい。卒業後、いろいろな価値観をもつ人と働いたり、多様な意見をまとめたりする必要性も出てくると思います」などと講評しました。
授業が終わると、学生たちは次々とZoomから退出していきますが、「居残り」も歓迎です。竹内士恩さんはそのまま残り、自分のグループのまとめとして二酸化炭素の排出削減とごみのリサイクルなどの問題を報告しました。
授業後、Zoom授業の感想を聞くと、竹内さんは「問題の背景を細かく説明してもらえるなど、授業は充実しています。チャット機能で気軽に質問できるのも利点です」と話しました。
クマーラ教授は「学生たちはデジタル操作に慣れています。それも素晴らしい。ホストにとっても、パソコン操作で簡単にグループ分けができ、学生たちも教室内でいちいち動いてグループをつくる時間ロスがないのもいいところです」と語りました。
本学はキャンパスを原則、閉鎖していますが、6月3日からは、各キャンパスで、一部の対面授業を行っています。外国語学部は1年生を対象に対面授業をしたり、対面と遠隔を併用したりして教育を進めています。ご理解をお願いします。