移行用/欧洲杯足球网_十大博彩公司-投注官网 ムツゴロウさんが「環境7大学集中公開講座」で講演
朝日新聞とメーテレが愛知県内の7大学で開催している「環境7大学集中公開講座」で、本学では7月3日、作家のムツゴロウこと畑正憲さんを講師に迎えて の講座が開かれました。畑さんは「命の輪、連なり重なって」をテーマに約1時間半にわたって講演を行いました。会場となった天白キャンパスの名城ホールは 満席となり、600人が畑さんの軽妙な話に耳を傾けました。
講演に先立ち、下山宏学長が、環境問題は本学の教育と研究を支える柱の1つであり、タワー75の建設などキャンパスの再開発でも環境に配慮している点を紹介しました。
畑さんは、自身が住む北海道の自然環境もスズメやハチの姿が目に見えて減るなど急激に環境変化が起こっていることなどを指摘。さらに、ブラジルや南アフ リカなど、畑さんが訪れた世界の国々で、生物が相互依存的に生息している例を紹介し、生物多様性の大切さを訴えました。そして、「温暖化が進み、虫や動物 が通常よりも早く冬眠から目覚めても、食べるものがなく息絶えてしまう。エサとなる植物が開花するには、気温と日照時間の2つの条件が揃う必要があるから だ」と季節のズレが生じていることの危機感を語りました。
岐阜県中津川市から娘さんと訪れたというファンの男性は、講演を聞いて、「ムツゴロウさんのテレビは親子でずっと見ていました。今日は握手もしていただ き、最良の一日です」。また、娘さんは「本当にいろんなことを知っているなと感心しました。行動力があっての知識量なのでしょう」と話していました。
今年、愛知?名古屋で開催されるCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)を前に、講座の参加者にとっては、改めて環境問題について考える充実した一日となりました。