移行用/欧洲杯足球网_十大博彩公司-投注官网 ボン大学のマイヤー教授が「ヨーロッパから見た日本」で講演
名城大学経済経営学会が主催するボン大学日本学韓国学研究所のハラルド?マイヤー教授を講師に招いての講演会「ヨーロッパから見た日本~日本学の研究内容と課題」が5月11日、共通講義棟南102講義室で開かれました。
ボン大学の日本研究は幕末にオランダ商館付き医師として来日したドイツ人医師シーボルトによって始められましたが、マイヤー教授はシーボルトや、シーボル ト後のドイツの日本研究者たちの業績を流ちょうな日本語で紹介。フリードリヒ?トラウツ(1877~1952)が収集し、ボン大学に保管されていた日本関 連の資料群の中から、幕末~戦前の写真1000点が見つかった最近の動きも紹介しました。
マイヤー教授はチューリヒ生まれのスイス人。アメリカの大学に短期留学中に来日して以来、日本研究に取り組んでいます。特に力を入れているのは歴史小説を 通した日本研究で、司馬遼太郎研究プロジェクトでは日本で放送された「竜馬がゆく」や「坂の上の雲」などのテレビドラマを授業でも活用しているといい、 「司馬遼太郎は日本が一番元気で、力強かったのは明治時代であると確信しており、昭和のアイデンティティを知ろうと明治時代を書いた」と述べました。
約300人が入る講義室はほぼ満席。講演後、マイヤー教授と親交があり、この日の司会を務めた経営学部の冨岡徹教授の呼びかけで、学生や教職員14人が、 タワー75の15階に場所を移し、お茶とケーキを楽しみながら議論を深めました。そこでは、震災後の日本人の行動に世界が驚嘆していること、作家や小説を テーマに掲げた資料館は日本独自のものでとてもすばらしいことであることなど、ヨーロッパの日本学者からみた日本について数多くの話題が提供されました。
【写真上】講演するマイヤー教授(5月11日、S102講義室で)
【写真下】講演後、マイヤー教授を囲んで開かれた懇親会(タワー75の15階で)