移行用/欧洲杯足球网_十大博彩公司-投注官网 薬学部に「日本e-ラーニング大賞 厚生労働大臣賞」
コンピューターやネットワークを活用したeラーニング教育分野での優れた実践事例や将来有望なビジネスモデルを表彰する「第9回日本e- Learning大賞」(e-Learning Awardsフォーラム実行委員会、フジサンケイビジネスアイ主催)の厚生労働大臣賞に名城大学薬学部が選ばれ、プログラムを開発に関わった小嶋仲夫学部 長、永松正教授(臨床疾患制御学)、大津史子准教授(医薬品情報学)が12月4日、中根敏晴学長に受賞を報告しました。
受賞したプログラムは本学薬学部とナラティブ株式会社(東京)が開発した「学びの統合とアウトプット訓練のためのシミュレーション教材e-PDE」で、 薬剤師として臨床現場で求められる判断能力を高めるための訓練シミュレーション教材です。プログラム開発の中心となった大津准教授によると、本学薬学部で は、問題解決能力の育成を目的としたPBL(Problem Based Learning)形式のカリキュラム「薬物治療学」が4年前から実施されています。しかし、学生の満足度は非常に高いものの、習得した知識?技能を医療 現場での実習に効果的に発揮(アウトプット)できない傾向も目立ちました。このため、「将来、チーム医療を担い、医療の質を高めることに貢献する薬剤師を 育てるためにもアウトプット訓練が必須」との考えから、シミュレーション教材を開発し、2012年度からの授業に導入されています。小嶋学部長は中根学長 に「患者さん相手の臨床訓練では失敗は許されないが、バーチャル上で訓練できる意義は大きく、学生だけでなく卒業生薬剤師も活用できるなど、今回の受賞は 厚生労働省も注目しています」と説明しました。
薬学部では2011年度に採択された文部科学省事業である「臨床判断能力向上のための共育プログラム-気づきを与える指導薬剤師の養成を目指して-」が 2012年度からスタート。薬剤師としての臨床判断能力と指導者としてのコーチング能力の向上を目指し、スクーリングとeラーニングを組み合わせ、薬学部 学生と薬剤師が共に育つ「共育」の取り組みが実践されています。
【写真】厚生労働大臣賞受賞を報告した小嶋学部長、大津准教授(前列)、永松教授(後列左)と中根学長