移行用/欧洲杯足球网_十大博彩公司-投注官网 吉野彰教授が記者会見 17社30人の報道陣が取材

記者会見で笑顔を見せる吉野彰教授 記者会見で笑顔を見せる吉野彰教授
リチウムイオン電池を持つ吉野教授(右)と、磯前副学長 リチウムイオン電池を持つ吉野教授(右)と、磯前副学長

大学院理工学研究科の吉野彰教授は9月28日、天白キャンパス本部棟で、地元メディア向けに初めて記者会見しました。この日、同キャンパスで開かれた本学総合研究所主催の学術研究講演会の後でこの会見はもたれました。リチウムイオン電池の開発者としてノーベル化学賞候補に挙げられる関心の高さを裏付けるように、17社から約30人の報道陣が詰めかけ、リチウムイオン電池開発のきっかけや研究者マインド、学生や後進へのアドバイスなど1時間余りの質疑応答が繰り広げられました。

吉野教授は、同じ旭化成社内の繊維開発研究所のサンプルを入手できたことが新しい負極材料の発見につながったことを講演会で説明しました。このきっかけについて記者から問われ、吉野教授は「リチウムイオン電池を研究しているのは当時は旭化成と昭和電工だけで、私がどちらかにいないと、この発明はありませんでした。セレンディピティ(serendipity、偶然の幸運)です」と答えました。

ノーベル賞を受賞できたらどう思うかを問われると、「アカデミア(学術)というより、インダストリアル(産業)の研究者を選んでくれたという意味です。産業界にはいろいろな研究者がいます。その人たちに希望を与え、その人たちのモチベーションアップにつながると思います」と話しました。
研究者マインドとしては、「執着心が必要です。能天気な部分も併せ持ち、両者のバランスをうまくとることが不可欠です」と語りました。

また、学生への助言に質問が及ぶと、「成功体験のある人が身近にいると、壁にぶち当たっている学生にアドバイスできます」と、自らの役割を挙げました。
記者会見には、吉野教授が本学に着任する橋渡しをした磯前秀二副学長が同席し、一緒にカメラのフラッシュを浴びました。

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