2026/01/05
経済学部 産業社会学科3年 山内萌衣(やまうちめい)さん
2025年の明治神宮大会で、名城大学野球部は3年ぶりのベスト4入りを果たしました。勝利の陰には、チームを支える存在があります。
その一人が、女子学生コーチとして活躍する山内萌衣さん。高校時代に強豪女子野球部でプレーした経験を生かし、現在は部員たちの練習や試合をサポートしています。
今回は、野球を始めたきっかけから普段の活動内容、将来の夢まで山内さんにお話を伺いました。

A
当時はピッチャーを務めており、「何よりも試合に出場したい」「プレーを通してチームに貢献したい」という思いの強い学生でした。野球好きな両親と兄の影響で小学2年生から野球を始め、とても負けず嫌いな性格でしたね(笑)。
高校2年生のときは、靭帯を負傷し、高校3年生最後の試合は出場できませんでした。大会直前に、サポート役にまわることを決断し、悔しい思いをしたことを覚えています。
A
野球をサポートという立場で続けたいという気持ちと、消防士になりたいという夢の両方がありました。野球部のレベルの高さや進路実績を踏まえたとき、名城大学であれば文武両道を実現し、どちらも叶えられると思い、進学を決めました。
A
高校の部活動引退後、部員から感謝の言葉をもらったことをきっかけに、サポートの重要性を実感し、大学でもマネージャーとしてチームに携わっていました。「チームで神宮を目指す」という目標のもと、時には部員に対して厳しいことを伝えなければならない場面もありました。
その覚悟と姿勢を評価していただき、山内壮馬監督から「高校まで野球を続けていた経験が生かせるから、学生コーチとしてやってみないか」と声をかけていただきました。声をかけてもらったときは嬉しかったです。
A
選手の練習が効率的に進むようサポートしています。例えば、リーグ戦期間中には、他大学の選手やチームメンバーのストライク率や変化球などの球種割合を算出するなど、データ分析を通じて練習内容の改善に役立てています。
また、監督やコーチと選手間の橋渡し役として、正確な情報を選手に伝えるとともに、選手の状態を把握するために密にコミュニケーションを取っています。チーム全体の成績向上のために、自分に何ができるかを常に考え、広い視野を持って取り組むことを心がけています。
A
最初は選抜メンバーに入れなかった部員が、神宮大会で選抜メンバーとして活躍する姿を目にしたときです。これまでの努力や頑張りを間近で見てきたからこそ、サポートしてよかったと大きなやりがいを感じました。
部員には「空いているときはいつでも練習に付き合うよ!」と伝えており、守備に課題があると言われたらノックをしたり、ピッチングの様子を確認してほしいと言われたら見てあげたりしています。
A
自分自身が選手としての経験を持っているからこそ、アドバイスは具体的に伝えようと意識しています。
また選手とはコミュニケーションを多く取ろうと意識しています。試合前に緊張している部員には「緊張してるじゃん!」と明るく話しかけたり、試合や練習試合の後には「今日の調子はどうだった?」と声をかけたりしています。監督やコーチとは異なり、選手と近い距離感で関われる立場だからこそ、こうした声かけが自然にできていると感じています。
A
目標は神宮大会への出場です。学生コーチとしては、人間的に成長すること。指示を出す立場にある以上、説得力のある人間性がなければ人はついてこないと実感しました。そのため、誰よりも早くグラウンドに入ることや遅刻をしないこと、勉強を含めた私生活を整えることなど、当たり前のことを徹底しています。選手よりも一つ上の立場にいるからこそ、常に周りに目を配り、行動できるようになりたいと考えています。
A
小さい頃から憧れていた消防士になることです。公務員を目指すにあたり、地域経済のことを知る必要があると考え、経済学部を選びました。勉強と部活動の両立で忙しい日々ですが、一生懸命に取り組んでいます。
消防の仕事もチームで成り立つもので、学生コーチとして培ったコミュニケーション力や周りを見る力は現場でも役立つはずだと感じています。女性消防士はまだ多くありませんが、自ら道を切り拓いていきたいです。
A
私が高校を卒業した頃と比べて、女子が野球に取り組める環境は確実に広がっていると感じます。私自身も一度は野球から離れようと考えたこともありましたが、やはり「野球が好き」という気持ちは変わらず、学生コーチという形で野球を続けることを選びました。だからこそ、環境を理由に好きな野球を諦めないでほしい。選手だけでなく、コーチやサポートなど、関わり方はたくさんあります。自分なりの形で、野球を続けて欲しいと思います。
埼玉県出身。好きな野球選手は大谷翔平選手で、2016年SMBC日本シリーズでの活躍をきっかけにファンになり、以来応援を続けている。高校時代の先輩からの誘いを受け、名城大学の野球部に入部。現在は採用試験に向けた勉強と部活動の両立に励んでいる。
COPYRIGHT ? MEIJO UNIVERSITY, ALL RIGHTS RESERVED.