2019/01/18
法学部 法学科 4年 塩谷修平さん
「eスポーツ」とは「エレクトロニック?スポーツ」の略称で、コンピューターゲームなどで対戦して競うスポーツ競技のこと。公式のオリンピック競技にはまだ認められていませんが、アジアオリンピックと言われる「アジア競技大会」の2022年大会で正式種目に追加され、今話題になっています。そんなeスポーツの全国大会に出場した強者が、名城大学に居るんです!
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eスポーツサークル「名城大学e-Sportsサークル」に所属しています。僕たちがプレイしているのは、PlayStation?4のゲームソフト「コール オブ デューティー」(COD)シリーズ。2018年3月には、CODの全国大学生対抗戦の決勝大会に、名城大学チームとして出場しました。
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子どもの頃からゲームが好きで、中学2年くらいからゲームに夢中になっていました。大学に入る頃に大会でもeスポーツルールが採用されはじめ、eスポーツが少しずつ知れ渡るようになってきて、興味を持ちました。とは言え、まだ競技人口が少ないスポーツですし、残念ながら日本はeスポーツの後進国と言われていて、まだまだ「eスポーツ」という単語の認知すらされていない状況。アメリカではすでに新たなスポーツとして発展していて、市場規模もとても大きいので、今後に期待しています。
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仲間とともに熱くなることができて、思い出に残る大会でした。全国大会では、チーム紹介動画を作成してもらったり、プロの実況者もついていて、とても本格的。プロさながらの舞台で戦えたのでとても誇らしかったです。残念ながら優勝という目標は叶いませんでしたが、実況者の方も、コメンテーターの方も、最後は涙ながらに語っていて、学生大会ならではの熱い感動がある大会なんだと感じました。
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eスポーツを通じて学んだことは、物事に最後まで取り組む大切さです。全国大会優勝に向けてのトレーニングの中で、なかなかうまくいかないこともありました。コントローラーの操作はとても繊細で、1日触らない日があると、感覚を戻すのに時間がかかります。気分が乗らない日でも毎日コントローラーに触れて、自分のピークを大会に持っていくことが大切です。日々のコツコツとした努力の積み重ねとチームワークがベスト8まで行けた理由だと思います。チームとして協調し、諦めずに目標に向かっていく経験、そしてやり遂げた後の達成感を、eスポーツで学ぶことができました。社会に出てからも、この経験を活かしていきたいです。
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普通、スポーツというと、チームメイトと面と向かってコミュニケーションとりながら進めるのが一般的ですが、eスポーツはオンラインなので相手の顔が見えません。相手の思いが汲み取りにくいので、他のスポーツに比べてコミュニケーションが取りにくいと感じています。でも、だからこそ言葉選びに気をつけたり、相手の気持ちになってプレイするように心がけています。eスポーツは、勝つことも大切ですが、それよりも楽しんでやることが一番。それを忘れないようにしたいです。
ひとつ、もっとeスポーツの理解が深まり、eスポーツを日本に浸透させていきたいという思いもあります。今は小学生のプロゲーマーもいますし、アメリカでは立派なスポーツのひとつとして浸透しています。日本のeスポーツはおそらく、これから急成長する業界。もっとたくさんの人に知ってほしいですね。
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「最低限やることはこなしておくこと」です。eスポーツという競技であり、表向きには「ゲーム」なので、昔も今も、親に禁止されたり制限されたり…という人は多いと感じています。だからこそ、しっかりやることをやっておく、ということを心がけています。いくらeスポーツで活躍していても、学業との両立ができていないと意味がないので。いい加減な人は、ゲームもうまくなれないと思っています。
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仲の良い先輩が名城大学に通っていて、資格支援や就職支援などがとても手厚いということを聞いて、興味を持ちました。身の丈に合った学力のところで、勉強もサークルもがんばりたいと思ったので、決めました。あとは、CODの全国大学生対抗戦の決勝大会に何度も出場し、一度優勝していることも聞いていたので、eスポーツの強豪校という点にも惹かれました。
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手厚い就職支援や、資格等の講座が豊富なところが良いですね。就職率98%と聞いて入学しましたが、入ってみてその数字に納得。担当の先生がついてくれて、しっかり支援してくれるので、安心です。就活に向けての講座も強制参加だったので、当時は正直びっくりしましたが、そういうところから自発的に動き、就活を意識していくようになったので、あの時参加して士気を高めることができて、良かったと思っています。
eスポーツサークル「名城大学e-Sportsサークル」に所属。部員は30人ほどで、塩谷さんはチームの司令塔のような、リーダー的存在。全国大会出場後に実績を見込まれスカウトされ、プロゲーマーとして活動していた時期もあったが、卒業後はプロゲーマーとしてではなく、農協職員として就職が決まっている。就職後も趣味としてeスポーツを続けていく予定。
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